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日用品に含まれる有害物質について

  • 執筆者の写真: K.H
    K.H
  • 2017年11月25日
  • 読了時間: 3分

取り入れてはいけない『体に悪いもの』についてです。


つまり、

何を取り入れるかより、

何を取り入れないか

に気を付けることが先決です。


私たちの身の回りは、体にとって良くないもので溢れかえっています。


例えば日常生活で使う日用品。


洗濯用洗剤、柔軟剤、芳香剤、除菌消臭剤、防虫剤、各種洗浄剤、生理用品を含む衛生用品、

直接体に使用するシャンプーやボディーソープ、せっけん、歯磨き剤、コスメ用品、制汗剤、整髪料、

毎日使用するトイレットペーパーや、身に着ける下着や類どなど・・・


身近にあるものには多くの化学合成物質が使用されています。


化学合成物質とは、人工の界面活性剤、防腐剤、香料、保存料、中和剤、発色剤、発泡剤、吸着材、吸湿吸水剤、化学繊維などです。



これらは私たちの身体の皮膚や、喉・鼻・目・膣や肛門などの粘膜に悪い刺激をもたらしたり、そこから体内に吸収され、

体のどこかで悪く作用することがあります。


私の方では、私たちの身体に悪く作用する人工的な物質を、

人工の有害物質と表記します。


人工の有害物質は、皮膚や粘膜を通して吸収され悪影響を及ぼすものを、一般に【経皮毒】と称されることがあります。


経皮毒についてはまだまだ結論が出ていない部分がありますが、

人工の有害物質が体に悪影響を及ぼすという点については私の中では明確になっています。



よく、『食の安全』という言葉を耳にしますが、

実際には食品以上に気を付けなければいけないのは、皮膚や粘膜を通しての人工的有害物質だと、私は考えています。


その理由は、食品と日用品による経皮での影響とでは、体に及ぼすプロセスが大きく違うからです。


食品は口の中で咀嚼され、食道を通って体内に入ります。

そして胃や腸で消化吸収されます。


私たちの胃という器官は、菌だけでなく有害物質など“毒”となるものを、酸によって出来る限り消し、

体内に必要なものをうまく取捨選択する機能を果たしています。


胃酸を嘔吐した経験がある方はお分かりになると思うのですが、

胃酸の威力はなかなかのものです。


食道や喉が焼けるようにヒリヒリと痛み、自分の体液であるにも関わらず、自身の粘膜まで溶かしてしまうほどです。


食品は身体に吸収されるまでに、ある程度信頼できるフィルターを通すことが出来ると言えます。


体に悪いものは極力食べるべきではありませんし、

食の安全は当然向き合わなければいけない課題ではありますが、

それだけに意識を向けていては不十分であることを、深く理解して頂けたらと思います。




実際に、最近では【香害】と言われる、人工の香料により体調に差し障るほどの悪影響を受けている人が増えているのも事実です。

直接肌に触れていなくても、鼻や目、口の粘膜や皮膚を通して、

化学合成物質による刺激を受け、体が反応してしまうアレルギー症状を発することが原因のようです。


人口の有害物質を体が受け付けないのです。


人工の有害物質を受け付けない体質は、私から言わせて頂くと、とても健全な体の持ち主です。


ですが、アレルギー症状まで出てしまうとなると、体にとっては非常に大きな負担となります。



私のクライアント様では、とりあえずは過剰反応しない身体に調整するようお手伝いさせて頂いていますが、

本来は人口の有害物質が出回る世の中に問題があるのだと思っています。


メディアに登場するタレントを理想像とし、

非現実的な“美”で釣るような商戦に引っかかる人が減らない限り、


この世の中の流れはなかなか、変えにくいものだと感じています。


皆様もどうか、ご自身の理念をしっかりと持って生活するようにして頂きたいです。

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