自律神経を整える爪の際つまみ
- K.H
- 2017年4月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年10月6日
日本自律神経免疫治療研究会では、
『病気の7割はストレスによる過緊張が原因』と提言しています。
過緊張とは、交感神経優位の状態が過度に起こること。
交感神経優位の時は血管が収縮し、血流やリンパの流れが低下します。
肩凝りや腰痛なども交感神経の働きが盛んな方に起こりやすい症状と言えます。
逆に、副交感神経が働き過ぎていても、アレルギー症状やうつ症状などの症状を発することがあります。
交感神経と副交感神経はいつもバランスよく働いていなければ、
生活や食事、睡眠をうまく“処理”することが出来ず、体調が崩れてしまいます。
交感神経と副交感神経のバランスを取ること
つまり、自律神経を整えることは、
規則正しい生活、無理のない運動や仕事、バランスの取れた食事を腹八分目、そして質の良い睡眠をとることが
必須要素になります。
しかし、毎日これらのことに気を使い実行することが出来る人は限られています。
自律神経を整えるための生活を続けることが難しい人は、
体の機能を利用して、意図的に自律神経を整えるためのセルフケアをすることをお勧めします。
最も簡単なセルフケアのひとつに、『爪もみ療法』というものがあります。
日本自律神経免疫治療研究会と、
新潟大学大学院医学部教授 安保徹氏、福田医院医師の福田稔氏が共同で研究し発表した療法です。
*私は独自の呼び方として『爪の際つまみ』と呼んでいます。
揉むという表現をすると間違った刺激の入れ方をしてしまいやすいので、
あくまでも“刺激を加える”というニュアンスで受け止めて頂きたいです。
書籍も多数発行されていますので、気になる方は是非詳しくご覧下さいね。
最近では漢方や中医、ヨガ、リフレクソロジーなどの分野でもその理論や効果が認められて活用されています。
私の体験では、
クライアント様のご家族様などで、
「自分は施療を受けるまでもない」と仰る方、
「おばあちゃんはもう歩けないから何をやっても仕方がない」と諦めていた方など
毎日朝晩各1回ずつの爪の際つまみ療法をご自身でやってみるようアドバイスさせて頂き、
きちんと実行された方には皆さま効果があらわれました。
顕著だった例は、
軽い認知症が出ていて、足腰が弱り2年ほど自力で歩けなくなっていたおばあちゃんに爪の際つまみ療法を施療させて頂いたことです。
ご本人様、ご家族様にご了解を頂き、
爪もみ療法を週2回、3分程度ずつ施療させて頂いたら、
1か月後には自力で着替え、歩くようになり、
ご家族様より、認知症による俳諧が心配になってしまったので、爪の際つまみ施療をやめて欲しいとお願いされてしまったほどです。
ご本人やご家族様の同意がなければ施療はできません。
泣く泣く施療を中止した次第です。
簡単で効果の早いセルフケアの施療は、にわかに信じがたいものがありますが、
1回たったの2~3分のセルフケアを朝晩1回ずつやるだけですから。。
騙されても損はないのではないでしょうか。
次のページでは具体的な施療法をご紹介します。
騙されるおつもりで(笑)
是非取り組んで頂きたいです。